水温が低くタマン不発


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 梅雨明け一発大物狙いで夜釣りをした。産卵前の大型ヤマトビはヒットしたが、タマンの強烈なアタリは見られない。打ち込んでいた30号の『つりがね』オモリに手を触れると3月ごろの水温のように冷たい。2~3日太陽が照って水温が25度ぐらいに上昇しないとタマンは期待できない。深夜1時、納竿することにした。同行の友人は、海はストレス発散に良いから釣れなくても朝までのんびりビーチで頑張るようだ。

 ☆部下や知人が多い定年5年ぐらい前から釣りを始めよう
 定年になると娘を嫁にやったように自分の周りが寂しくなるもの。熟年の男にとって連れ合い(妻)と健康と趣味を通じた親友は一生欠かせない。釣りは新聞社でも運動部ではなく、盆栽等と同じ文化部に属しているのは趣味の分野であり、マスターするのに年月が必要で奥が深いといわれている。その上、身分年齢に関係なく親友ができる。

 ☆釣り入門は手さぐりで
 庭いじりと同じで初めは枯らせたりするが、数年すると季節や自然が体でわかるようになり友人もできる。釣りも同じこと。ベテランの知人がいれば別だが、まず夫婦や友人と見よう見まねで独学でスタートする。初めは手軽に釣るサビキ釣りから。次にビーチや防波堤からの打ち込み釣り、タマンが釣れるようになるには3年から5年ぐらいはかかる。

 ☆入門コース
 ○手ぶらでOK 船からのグルクン釣り半日コースは1人4950円。那覇出港、『マンモス丸』マンモス釣具直営の釣り船で船長が親切に指導する。問い合わせ098(867)0001。
 ○本部釣りイカダ、湾内に設置したテント、トイレ付き大型イカダ、女性、カップルに人気。エサ貸しサオ付き1人4000円。問い合わせ0980(47)5349。

 『各地の釣果』
 ○熟年の健康には釣りが最高という宜野湾の金沢ラーメン店主は大型ヤマトビ。
 ○クロカワカジキ58キロ、神谷英史さん。6月23日、ミヤコゾネで初めてトローリングでカジキをゲットした幸運の神谷さん、仕掛けをアドバイスしたマンモス曙店長と釣り船アリサ(宮城船長)のおかげと大喜びしていた(MAX|1)
 ○落とし込み釣りで41センチのクロコショウダイにチヌ。6月12日深夜、夢咲公園で蔵当正明さん、道糸8号ハリス15号でカニのエサ(米吉)
 ○大浦湾瀬嵩の岩場で43・5センチのカーエー、6月27日午前7時、岸本誠さんウキ釣りで(シーランド名護)
 ○糸満西崎でチヌのなぶら(群れ)?。6月19日午前3時、金城武志さん、ウキを目がけて7匹のチヌが海面に浮き上がり乱舞。貴重な釣りを体験した(サンノリー2)
 ○西洲夜釣りで63・7センチ、5・48キロのミーバイ。6月26日深夜4時、金城商事の小波津基さんの釣果(シーランド宜野湾)
 ○昼のフカセ釣りでタマン。6月25日、中城海岸で山里将哉さん46センチのタマン(マンモス泡瀬)
 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073
 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp