魚が活性化 爆釣れ


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30キロのキハダなどパヤオのマグロ釣り(右から伊是名純さん、嘉数勉さん、新里祐三さん、知念貴士さん、大城敏勝さん=運天港、第一大盛丸)

 太陽が顔を見せ、陸のヘチマも生き生きと黄色い花をつけ、釣期が遅れていた海の中の魚も急に活性を高めた。爆釣れの話題は『やんばるの釣り』。本部イカダのジャンボグルクマに、船からの体験超大物釣りである。

 ○アタリ40発、ジャンボグルクマ。初心者の釣り教室。3日、20人が参加した本部釣りイカダでの県立玉城少年の家第2回釣り教室にはさつき小2年辺土名まなさん、大謝名小3年花沢やすゆき君、白川小5年石川みなみさん、城西小5年辺土名朝晃君、朝拡君、上間小1年下田ただき君、西原小4年金城かのこさん、小2あやかさんらが参加。隣は十数人の大人の観光客。午前中はぽつりぽつりと食いが悪く、観光客が引き揚げた午後からは40センチ前後のグルクマの群れが2~3度と波のように大接近、大きくサオを曲げる子供たちと「タモ、タモ、タモ」と走り回る大人たち。グルクマの強い引きに半数以上は糸を切られてイカダの上の子供たちは大パニック。40回のアタリに釣り上げたのは13匹。指導者も驚くほど、子供たちとお母さんが大フィーバーした。次回は10月キャンプ・フィッシングを予定。
〈アドバイス〉グルクマは1日に数回姿を見せる。できるだけ柔らかいサオでリールの調整を忘れずに。手ぶらでOK体験コース1人4000円本部イカダ(0980・47・5349)

 ○貸しサオでやんばるの船からの大物釣りに挑戦しては? 県内の釣り船が釣らせるアーラミーバイの約半数はこの船が釣らせると言われている大物釣りでは有名な第一大盛丸。6月26日、古宇利島沖で新城友也さんに44キロのアーラを釣らせている。前週には20キロ級中型アーラ2匹の実績、外道は5~8キロのガーラにカンパチなど。7月3日、本部の釣り教室の帰りにパヤオから帰港した第一大盛丸を運天港で取材した。この日は底物狙いではなく上物のパヤオ釣り。アングラーは東風平町の嘉数勉さんら5人、30キロのキハダマグロにシビマグロ約120匹、8キロ級サワラ2匹、15キロのマンビカー3匹、ヤマトナガイユ6匹などプロ顔負けのトータル?キロの大釣り。
〈アドバイス〉大物サオは高価なので観光客や少人数ならマンモス名護店(0980・52・5185)金城店長か大盛丸船長(090・4344・3777)に貸してもらう。

〈トピック〉
 ○伊佐浜埋め立て地のタマンをマーク。
 ○本島西海岸各地でカーエー、狙い時は満潮から下げ。

 「各地の釣果」

 ○名護漁港ウキ釣りでムルー、トカジャーなど。6月25日、宜野湾市の松原教彦さん、ハリス4号での釣果(サンノリー北谷)。
 ○私の大物38・5センチのガクガクを釣った高江洲和子さん。6月30日、ご主人に同行、本部イカダでの釣果。一度大物をバラしたため、釣果はこれ1匹です(マンモス泡瀬)。

 《山原の釣行 早起きが苦手な釣り人へ》
 本部釣りイカダ近くに新築の民宿(1500円)あり。本部おじいの自然案内民宿はーばー(0980・51・6403)
 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073
 メール fishing@ii-okinawa.ne.jp