秋の釣りガチュン、ミジュン狙い


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釣れる所には人が集まる、平日の名護漁港

 群れで港内にたむろする小魚、それを追って港の入り口で待ち伏せする大型魚。ときどき待ちきれず頭にきたガーラが港内の群れの中に突入し大パニックが起きている。いよいよ秋の釣りシーズン、3連休の狙い魚を予想する。
 (17―19日)大潮回りである。船釣りではパヤオの大釣り、ビーチからは70センチ級が多くなった夜釣りのタマン。ポイントによってはカニの餌で初チヌとの両方狙いもできそうだ。安定度No.1は深場の防波堤で深夜の干潮時のカーエー、夕方の上げ潮時の小型イカの数釣りもスタート。伊計島、前兼久、宜野湾マリーナなど。
 (23―25日)小潮回りは船釣りのグルクン大釣り期待。釣ったグルクンをエサに大物狙い。磯釣りでは慶良間の秋磯をフカセで狙う。各地の漁港では昼のカゴ釣りでミジュン、ガチュン、サヨリ狙いなど絶好の潮。また初心者の手ぶらでOK釣り体験コースではグルクン釣り半日、イカダ釣りなども快適(詳細は発売中の海と釣り38号)。そのほかにも昼夜ボウズなしの泡瀬一文字や那覇一文字もお勧めだ。

『各地の釣果』
◎ミジュン、ガチュン釣れ出す。名護漁港、平日12日に15人ぐらいのガチュン狙い。サビキは1号でスキンの色は白。そのほかにも宜野湾新漁港、砂辺テラス、泡瀬一文字、当添漁港、安座間などマーク。

◎伊平屋沖まで遠征すればクーラー満杯。8月28日拓流金属の川満巌さん、運天港から第一大盛丸(澤岻船長)で出航。スルルの餌に道糸・ハリスともにシーガー8号で、まずは巨魚狙いの餌となるシジャーを狙っていると8キロのガーラがヒットした。そのほかグルクンを1人で150匹以上、5キロのアカジン、6キロのタマンにトカキン、8・5キロのオーマチ、グレにシチューなどうわさ通りの大釣りを体験した(マンモス南風原)。

◎台風余波、浅場で13・85キロのガーラ。今帰仁村の大城康喜さんが9月3日夜9時、運天漁港の水深2~3メートルの浅場で白イカの餌、ハリスはシーガー18号の打ち込み釣りでの釣果。1時間後、ボラの切り身で打ち込んでいた友人にも大きなアタリがあった(ステップ名護)。

◎アーラミーバイ狙いの外道で特大アカナー。読谷村の金城修さんが9月3日残波岬で、大物仕掛けに12・6キロのアカナーがヒット。この魚は中毒することもあるが、なかなかの美味(海洋レジャー用品センター)。

◎一発当たれば60センチ級。フカセで56・8センチのイラブチャー、40センチのヒロサー。9月11日北谷町の比嘉敏光さん、ハリス5号オキアミの餌、山原辺野喜海岸での釣果。ここは一発大物かボウズの極端なポイント。以前3号竿を折られたことがある。1時間目安に勝負した(シーランド名護)。

『キャンプフィッシング、タマンにヤマトビー釣り教室』
 主催・県立玉城少年自然の家/講師・城一人/日時と場所・10月1日講座、実釣り10月8日(土)午後5時から北部の海岸で。参加費500円、先着20人。詳しくは電話で申し込む(098・948・1513)。
 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073
 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

[img align=right]http://ryukyushimpo.jp/uploads/img432a5112f3f46.jpg[/img](上から)川満さん、大城さん、金城さん、比嘉さん