【アメリカ】8教室の門下生、練習の成果発表/琉球民謡協会北米支部


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豊節を演奏する新人賞受賞者。(左から)ゲリー・ウイリアムさん、美恵子サンドバルさん、米栄利子さん、智枝ボングルニゲンさん

 琉球民謡協会北米支部主催の「民謡の夕べ」が8月末、サンゲーブリエル日系人会館で催された。2年に1度の開催で、今年で4回目。年々増加する琉球民謡愛好家の普段の練習の成果を発表する場ともなっている。
 開演に先立ち、約200人の聴衆を前に石原春雄支部長は「琉球民謡に興味を持つ者がここ南カリフォルニアを中心に、アメリカ本土で増加しており、素晴らしい。この機会を節目に今後も民謡の普及に努めていきたい」とあいさつした。

 当日は23演目のうち3、4の琉球舞踊やカラオケを除いて八民謡教室の門下生による演奏が4時間に及んだ。ことし6月に琉球民謡協会本部(沖縄)で行われた琉球民謡コンクール受賞者による演奏があった。
 最高賞の西川あつこさん(赤花グループ)は「世宝節」、優秀賞のアンソニー新城さん(幸地ゆき民謡教室)は「すみなし節」を披露。ほかに新人賞のゲリー・ウイリアムさん、米栄利子さん、又吉美恵子サンドバルさん、輿古田智枝ボングルニゲンさん(全員石原春雄民謡教室所属)が「豊節」を披露し、喝さいを浴びた。新人賞受賞者の美恵子サンドバルさんは「沖縄の文化をアメリカで習得できるのは大切。2年後に優秀賞を目指して頑張りたい」と話した。
 (当銘貞夫通信員)