早くも姿見せるタチウオ


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安田沖で追い食いで釣ったカンパチと藤田吉麿さん

 11月の風物詩ダイナミックな残波岬のシイラのルアーフィッシングがシーズンイン。水温が27度以下になると釣れ出すタチウオが泡瀬や西崎、那覇港で早くも姿を見せ、秋の人気ターゲットナンバーワン・アオリイカが海中道路や、宇堅海岸、那覇一文字、三重城、安田漁港などで釣れ出した。海中の魚の動きでは今年の秋は少し早くなるのかな?

『超大物連発船釣り』
☆安田沖で25キロのカンパチと35キロのアーラなど。本島東海岸の深場釣りでは、赤野漁港から出港する第5徳光丸(上原船長)といえば沖釣りファンなら知らない人はいないほどの有名船長。9月15日、西原町の上地組社長ら5人グループが乗船、水深170メートルの棚でマチ釣り。午前10時に同行した比嘉さんのハリ掛かりした小魚に35キロのアーラが食い付き、40分かけて釣り上げた。その後、藤田吉麿さんのシチューマチ仕掛けにも25キロのカンパチがヒットした。ハリ掛かりした小魚に大型魚の追い食いはよくあること。この日はほかに5キロ級のカンパチ、マーマチ、クルキンマチなどクーラーが満杯になるほどの釣果(中部漁網具店)。
☆県内ナンバーワンの船釣りポイント硫黄鳥島で一人平均100キロの爆釣り、第一大盛丸。運天港から3時間半、沖永良部を通り過ぎ徳之島の西方約65キロ、沖縄県最北端の無人島。近くに避難港が無いのでよほどの好天でないと出港できない釣り場。浅場ではミーバイ、シルイユー、ムルーなどの良型。深場ではクルキンマチなど船を流して昼夜眠る間もないほど入れ食いするので有名。9月17|18日、久場まさかずさん、与那嶺さん、金城さんグループは一人平均100キロ以上の爆釣りを体験した。また、25日には伊平屋沖で30キロのアーラに4キロ級アカジン5本の大釣りもしている(第一大盛丸澤岻船長談)。

『絶好調各地の一文字』
☆渡嘉敷一文字で48・7センチのガラサーと63・3センチのタマン。9月19日、禰覇盛秀さんが昼ごろガラサーを釣る。夜の8時半には弟の盛健さんがタマンを釣った(マンモス小禄)。
☆サメ退治した那覇一文字好調。12日に丸沖つりぐのグループがイシダイ竿で100キロと70キロのギャングザメを釣り上げてから釣果は急ピッチで上昇。昼はカツオ、ナガイユー、アーガイ、夜はタマンなど好調。25日の夜釣りで800グラムのアオリイカも数釣りしていた(大洋レジャー)。
☆泡瀬一文字2番でタマン、1番でアーガイ50匹の数釣り、夜は大型カーエーが釣れ出した(熱田つりぐ)。

『離島の磯は大物ぞくぞく』
☆渡名喜グルク崎で25キロのガーラ。20日、関真人さんの釣果(第一正丸)。
☆サオ3本折られた奥武一番磯。8日、上原光さん、朝一番にサオを折られ2本目は大きなアタリにガイドが全てふっ飛び、最後の1本も折られたそうだ(サンノリー2)。
☆慶良間嘉喜瀬で135センチ13・7キロのオニカマス。21日、フカセ釣りをしていた小橋川泰三さん、小魚を追ってオニカマスが回遊して来たので、釣り上げたヒレーカーをエサにゲットした(マンモス小禄)。

『その他トピック』
 凪(なぎ)の海ではカーエー、イラブチャーが各地で絶好調。
 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

[img align=right]http://ryukyushimpo.jp/uploads/img433cde441581e.jpg[/img](上から)禰覇盛秀さんと弟の盛健さん、那覇一文字でアーガイなど数釣り「チーム海技」左からサトシ・トッちゃん・山内・与那嶺・仲地さん(18日)、関さん、小橋川さん