【アルゼンチン】県人会活動に尽力/新垣、新里両氏の叙勲祝う


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叙勲祝賀会で祝福された新垣善市さん(中央)と新里真一さん(右から2人目)=沖県連会館

 昨年11月に叙勲を受けた新垣善市さんと新里真一さんの叙勲祝賀会がこのほど、在亜沖縄県人連合会、北中城村人会、宜野座村人会共催で、沖県連会館大会場で盛大に開催された。
 新垣善市さん(北中城村)は亜国拓殖協同組合の理事長、在亜沖縄県人連合会長などを務め、移住地の入植者の世話や県人会館建設など日系社会をはじめ沖縄県人社会のために尽力、その功績をたたえられて旭日双光章を授与されている。
 新里真一さん(宜野座村)は、首都ブエノスアイレス近郊のブルサコ日本人会の会長、在亜沖縄県人連合会長、さらに沖縄県人亜国移住九十周年祭典委員長などを務め、旭日単光章を授与されている。2人は、亜国ゲートボール協会でも活躍、新垣さんは前会長、新里さんは現会長を務めている。
 祝賀会では母県沖縄への出張で不在だった屋宜宣太郎会長に代わり、米須清文副会長があいさつ。このあと饒平名知秀元沖県連会長が乾杯の音頭を取った。引き続き、アサード(焼き肉)を食べながら、舞台では余興が行われた。
 幕の合間には比嘉リカルド北中城村人会長や仲間ビセンテ宜野座村人会長の祝辞もあったが、特別に九十五歳になる与儀キクさん(北中城村)が新垣、新里さんに対して祝福の言葉を述べると、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。余興は多くの演目に彩られて延々と続き、最後はカチャーシーで飾った。
 祝賀会には町村信孝外務大臣、稲嶺恵一県知事、関淳一大阪市長、比嘉辰博琉球新報社長、安里永誠北中城村史編集委員長、屋比久孟盛アルゼンチン友の会会長らのメッセージも寄せられた。
 (新垣善太郎通信員)