自己アピールの突破口に!企業研究のポイント ロックダウン世代になった就活生のリアル(15)

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琉球新報Style初となる、学生ライターによる連載が始まります。その名も「ロックダウン世代になった就活生のリアル」。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、インターンや採用試験もオンラインへ移行するなど、就職活動も今までと大きく様変わりしています。そんな新しい日々を手探りで進む学生の皆さんのリアルな感情や、葛藤などを体験記として記していきます。



こんにちは。学生ライターの天久泰成です。3月に卒業して早2ヶ月が経ちました。私はアルバイトと並行しながら就職活動を続けていますが、同じタイミングで卒業した大学の同期たちは社会人生活をスタートさせました。話を聞くと、楽しいことも大変なこともあるようで、いろんな声が聞こえてきます。

今回は「企業研究」について話したいと思います。というのも、交流のある就活仲間から、「行きたい企業は見つかったけど、企業研究の仕方について困っている」という相談を受けたので、私が行なっている企業研究の方法についてご紹介できればと思います。

企業研究のやり方の前提

まず企業研究を始める前提として「自分はどの職種でどう働きたいか?」「自分は何をしたいのか」ということが、ある程度明確になっている必要があると考えます。「入りたい企業の求めている人物像に自分を合わせていく」という考え方もありますが、それは極端に考えると、「自分を押し殺して、他人に合わせていく」という状態になり、ミスマッチが発生する原因になるかもしれないと考えます。そのことから私は、「自分のやりたいことやできることが、いきたい企業でどう活かせるのか」という視点で考えることにしました。

いくつか具体例を挙げてみると…
「人と関わることが好きor得意だから、営業職で働きたい」
「新しいことを考えることが好きだから、企画に携われる部署がいい」
「大学で〇〇を学んできたから、〇〇が活かせる職業がいい」
このような前提があって、企業研究を始めることができると考えます。



実際に自分が企業研究でやったこと



私は「企業がどのような未来図(ビジョン)を描いているのか」という点に注目していました。実際に、企業のビジョンを知るために使っていたツールは「企業の中期経営計画」「新聞記事」「説明会・座談会や社員訪問での社員の方の話」「業界地図」の4つです。それぞれの使用用途は以下にまとめてみました。

①中期経営計画
これは、会社の数年先の方向性が定められたものです。大体の企業はこの中期経営計画を読むことで「どこに力を入れたいのか」「どういう部門の売り上げを伸ばしていきたいのか」ということが見えてきます。それらと自分のやりたいことを照らし合わせた時に、「この部分に力を入れたいのであれば、自分の持つ能力で貢献できるかも」とイメージも湧きやすいと感じています。その点が合致していないことには、どれだけ有名企業に入ろうが、後々「自分はなんのために働いているのだろう」と感じてしまうのではないかと考えます。

②新聞記事
中期経営計画はどこの企業でも出しているのかと言えば、そうではありません。計画を作るだけの余裕がない企業もたくさんあります。そういった場合は、新聞記事などでその企業の動きを知ることが大事です。わざわざ新聞に載せるということは、それだけアピールしたい部分であり、企業が力を入れたいことであると考えます。新聞記事を見るときのポイントは、「できるだけ長い期間、新聞を読み続けること」です。そうすることで、長い期間企業の動向が追えるので、力を入れたいことを見極める精度が高まります。

③企業説明会・座談会での社員の話
これまで紹介してきた中期経営計画や新聞記事を読み込むことは、自らアクションしやすい反面、気をつける点として自分の解釈で考えてしまうことが挙げられます。ですので、企業説明会や座談会に参加して、中期経営計画や新聞記事に載っていたことに対しての企業側の本当の意図を聞くのです。そこでは「百聞は一見に如かず」な情報を引き出せたら、儲けもんです。その計画や注力事業について社員の考え方を聞けるチャンスでもあります。

④業界地図
これについては、補助的に見ておいて損ではない、でも確実にプラスになるとも言えない、というレベルなので、余裕があれば見ておくという範囲で構いません。とはいえ、沖縄も日本の一部であり、いつ全国的に有名な企業が沖縄に支店を構えたり、沖縄という市場に乗り込んでくるかわかりません。しかし、沖縄で働く上では、規模感が大きすぎることもあり、ピンと来ないのが現状ではありますが…。


番外編として、自分のやりたいことに対して企業が力を入れていないことがわかった場合は、「御社はこういうところに伸びしろ(弱点)があると考えました。なので、私が入社したら自分の強みを活かして、御社のこういうところを伸ばしていきたいです」という感じで伝えることも可能です。しかし、その弱点について企業の人がどう思っているのかというところは、説明会や座談会などで前もって確認しておく必要があると思います。

こういったツールから企業の情報を引き出しつつ、最後には「自分のやりたいこと」や「自分の考える働き方」と掛け合わせた上で、アピールするといいと思います。



苦しんでいる就活生へ。対策を止めるな!



最後に、まだ内定をもらっていない方は今とても不安な気持ちや、苦しさを感じているかもしれません。それでも大丈夫です。私もまだ内定を貰えていなくて、日々不安に押しつぶされそうな1人です(笑)。でも、そういう時こそ対策の手を止めないでください。就活は準備してきた分でしか勝負できません。最高のゴールを向かえるために、今という時間を大切に、できることからコツコツと進めていきましょう!「コツコツ」は勝つコツです(笑)。共に頑張ろう、就活生!!



プロフィール 
天久泰成。
琉球大学法文学部(現人文社会学部)4年。小中高大学まで野球を続けた野球小僧。かっこいい言葉、面白い言葉など「言葉」が響きやすい人間。誰かのきっかけになる「言葉」を発信できる大人になれるよう日々模索中。ローソンのメロンパンが好き。



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