サイバー犯罪”当選詐欺” モバプリの知っ得![66]

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スマートフォンでWebサイトを見ていると、突然「当選おめでとうございます!最新のスマートフォンが当選しました!」と画面が切り替わる事象が、7月下旬から急増しています。

驚きながらも、つい嬉しくなり、画面の指示に従う人も多いのではないのでしょうか。

しかしながらこれは「当選詐欺」と呼ばれるサイバー犯罪の一種。
「受け取るには登録が必要です」と指示し、住所やクレジットカードの情報を入力させる手口です。

基本的には「無視」すればOKですが、こうした当選詐欺は、手を替え品を替え次々とやってきます。騙されないよう、注意深くスマートフォンを使う必要があるでしょう。



カウントダウンを行い焦らせる手法


イラスト・小谷茶(こたにてぃー)

今回の手口はどのようなものか。改めて説明します。

Webサイトを閲覧中に突然画面が切り替わり、「Google ユーザーのあなた、おめでとうございます!(1)件のGoogleギフトが当選しました!
と表示されます。「iPhone X、iPad Air2、Samsung Galaxy S6の中からお選びください」と高価なスマホ・タブレットがもらえるような表記もあります。

あわせて、画面上には「他の幸運なユーザーに景品を受け取る権利が以降するまで1分30秒です」とタイムリミットが設けられており、カウントダウンが始まります。

突然「当選しました」と期待させ、カウントダウンを始めることで冷静な判断をさせない手法です。

その後(何を答えても正解になる)簡単なクイズが出題され、プレゼント受け取りのための登録画面に進み、クレジットカードを登録すると毎月お金が引き落とされる手口です。

プレゼントで「釣って」、個人情報やお金を抜き取ることを当選詐欺と呼びます。
迷惑メールなどで「1億円当選しました」などと送られてきたり、Twitterなどで「RT(拡散)した人全員にプレゼント!」などと謳うものも同類です。
 

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また、今回の詐欺は画面上にやたらと「Google」の文字を出し、あたかもGoogleから連絡がきたかのように装っていました。

他の企業やサイトを装い、個人情報を入力させる事を「フィッシング詐欺」と呼びます。
今回の詐欺は、Googleのログイン画面に似せた画面を出していた訳ではありませんが「Googleからのお知らせ」とミスリードを誘う表記は、広義のフィッシング詐欺と定義づけられるでしょう。

【関連記事】注意したい「フィッシング詐欺」と「不正アクセス禁止法」 モバプリの知っ得![35]
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つまり今回のパターンは「当選詐欺」と「フィッシング詐欺」を複合させた、ひっかかりやすい手口ともいえます。

おそらく今後も似たような手口の詐欺が出てくるでしょう。
スマホの機種名が変わったり、違った企業を装ったり...。
いずれにしても、ネットの「ウマイ話」はほとんど詐欺であり、相手業者の方が一枚も二枚も上手ですので、無視して相手にしないのが一番です。



画面が切り替わる原因は?



さて、7月下旬から広がった今回の詐欺ですが、きちんとした原因は今のところ分かっていません。

各サイトに貼り付けられている広告が原因だと推測されていますが、確証が持てない上に対処法も分からないため、ユーザー側で回避する方法もありません。

通常こうした危険なサイトへの誘導は、怪しいページを見ている時に起こっていました。
しかしながら今回の事案では、きちんとした企業が運営しているWebサイトでも発生しているのが厄介です。

このように画面が勝手に切り替わり、怪しいサイトへ誘惑する方法は今回が始めてではありません。
実は以前から「あなたのスマホがウィルスに感染しています」と警告する画面に切り替わるトラブルも多数報告されています。
もちろんこれもウィルスに感染しておらず、 偽物のセキュリティソフトをインストールさせる手口の詐欺です。

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当選詐欺、フィッシング詐欺などとあわせて、こうした画面が切り替わって強制的に表示される広告詐欺(あるいは詐欺に限りなく近い)にも注意が必要でしょう。

こうした詐欺は常に進化し続けるため、今後も色々なアプローチで登場することが予想されます。
一番の対処法は、「疑い」「支持」に従わないことです。
自分での判断が難しければ、携帯ショップや警察に相談に行ってください。

また自分で判断出来る方も、自分の家族や、インターネット・Webに慣れていない人にこうした事例を教えてみてください。手口が周知されるだけで、大きな予防が期待できます。

引き続き、この連載でも特殊詐欺を監視し、注意喚起をうながしたいと思います。




 琉球新報が毎週日曜日に発行している小中学生新聞「りゅうPON!」8月5日付けでも同じテーマを子ども向けに書いています。

 親子でりゅうPON!と琉球新報style、2つ合わせて、ネット・スマホとの付き合い方を考えるきっかけになればうれしいです。



【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

http://smartphoneokoku.net/

 



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