6月22日の夕方、有名ショコラティエの紙袋と黒いバッグを携えた安倍昭恵さん(59)が、タクシーから降りてきた。
彼女が小走りで向かったのは、自身が経営する居酒屋「UZU」だ。店の前で客に笑顔で会釈をして、そそくさと中へ入っていく。
この日、財務省の公文書改ざん問題の経緯を記録した“赤木ファイル”が、自殺した赤木俊夫さんの妻・雅子さんに対して開示されていた。
夫の安倍晋三前首相(66)が辞任してから約9カ月がたってもなお、一連の疑惑は晴れぬまま。世間の注目が森友学園問題に再び集まっているのにもかかわらず、問題の発火点となった昭恵さんは、無邪気に“居酒屋おかみ業”に夢中なようだった。
「今年1月に、安倍家の愛犬・ミニチュアダックスフントのロイが亡くなって、直後はかなり落ち込んだ様子でした。
でも、最近会った人によれば、愛犬との別れには触れず、『コロナのせいでUZUの経営が大変なのよ~』とボヤいていたそうです」(自民党中堅議員)
だが、「昭恵さんは、ファーストレディとしての立場が恋しいようです」と話すのは、昭恵さんの知人だ。
■「別れること考えたことない?」と昭恵夫人に聞くと…
「首相だったころは、晋三さんは家を空けることが多かった。家にいるとの義母の洋子さんがいて、何かと小言を言われて、息が詰まることも多かったんでしょうね。
『別れることを考えたことはないの?』と聞いたことがあるんですが、昭恵さんは『考えたことはないですよ。どこに行ってもチヤホヤされてVIP扱いだから、首相夫人は楽しいんです』と話していました。いまはコロナ禍で頻繁に飲みにも行けないので、夕方家にいると、ソワソワするそうです。昔から華やかな世界が好きな人ですからね…」
首相を辞めたとはいえ、自民党内最大派閥である細田派を実質的に率い、依然として現政権に影響力を持つ安倍氏。
じつは、菅義偉首相(72)を選出した昨年の総裁選の陰で、昭恵さんのアドバイスが安倍氏を動かしたのでないかと、前出の知人は語る。
「晋三さんは、後継は岸田さんとずっと言っていたのに、昨年の総裁選では早々に菅総理支持を打ち出しました。
じつは、昭恵さんが『あれだけお世話になったんだから、次は菅さんにしたら』と言っていたそうなんです。真のキングメーカーは、昭恵さんだったと言えるのかもしれませんよ」
“アッキー”のお騒がせぶりは、簡単には変わらないようだ――。
「女性自身」2021年7月13日号 掲載
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