読者に支えられ2000号
記念すべきレキオの2000号を、2000gステーキでお祝いしたい―。レキオ記者の突拍子もない思いつきから始まったこの企画。でも、これまで見たことも、聞いたこともない2000gステーキ。本当に実現できるの!? 門前払い覚悟で、沖縄発のステーキチェーン「やっぱりステーキ」に相談してみると、意外な返事が!?
地域密着型の週刊紙として、地元・沖縄の情報がいっぱい詰まった紙面づくりを続けてきた週刊レキオ。
レキオのモットーは、沖縄に密着しながら、読者に「わくわく・ドキドキ」をお届けすること! このたび迎える2000号でも、何か読者を驚かせることをしたい―。そんな思いで企画会議を重ねる中、記者の一人が「2000号にちなんで、2000gステーキで表紙を飾ってみたら?」とポツリ。
記念の2000gステーキ!?
思いついたはいいものの、2000gステーキなんて、本当に実現できるの!?ネットで調べてみても、2000gのステーキは例がない模様。
無謀すぎるのでは、という意見も出される中、「やっぱりステーキで約700gのシェアステーキを見たことがある」という情報が。
やっぱりステーキといえば、低価格でおいしい肉が食べられることでおなじみ。今や全国に約90店舗を展開し、今夏、ネパールとオーストラリアにも進出した沖縄発のステーキチェーンです。
「700gを提供しているなら、2000gステーキを作ってもらえる可能性があるかも?」
門前払いも覚悟で、やっぱりステーキを運営するディーズプランニングに連絡してみたところ、義元大蔵社長が「面白そうな企画ですね。ぜひやりましょう!」と即決。「えっ、本当にいいんですか~!」。
せっかくなのでステーキをおいしく食べてくれそうな人を、ということで、FEC所属のお笑い芸人・わさび具志堅さんをお招きすることも決定。177センチの巨体を誇るわさび具志堅さんなら、いっぱい食べてくれるはず。
あふれる肉汁にゴクリ
そして迎えた撮影当日。見せてもらった巨大な肉のブロックにびっくり!
ミスジ肉で有名なやっぱりステーキですが、2000gを一つのブロックで用意するのは難しいため、今回はサーロイン。丁寧に筋(すじ)をカットした分厚い肉が、あつあつに熱された溶岩石の上に載せられます。
その瞬間「ジュワー!」という音とともに、肉の焼けるおいしそうな香りがいっぱいに広がりました。あふれ出す肉汁に、わさび具志堅さんは喉をゴクリ。
厚くカットした肉を頬張ると、わさび具志堅さんから「柔らかくてジューシー!」と驚きの声。「やっぱりステーキは、ソースの種類も豊富なので、味を変えながら楽しめる」と1人で800グラムほどの肉をペロリと平らげ、残りはスタッフでおいしくいただきました。
週刊レキオはこれからも、県民の皆さまと共に、楽しく役に立つ紙面づくりを続けて参ります。今後とも、末永い応援をよろしくお願いいたします。
義元社長インタビュー 肉文化を盛り上げたい!
今回の企画を全面的に支えてくれたのは、やっぱりステーキを運営するディーズプランニングの義元大蔵社長。
「肉本来の食感を味わってほしい」との思いから、食感を損なう漬け込みの技術は使わないのがポリシー。また、従来あまり使われていなかったミスジという部位に注目するなど、革新的な試みを次々と行っています。
「『締めのステーキ』というキャッチコピーも定着してきました。肉文化を盛り上げて、肉を食べる人をもっと増やしていきたい」と笑顔で話してくれました!
(2023年9月7日付 週刊レキオ掲載)