出産して母になる。
母とは…という講座やテストがあるわけでもなく母になる。
子育てしていると何が正解なのか分からない試練が訪れることってありますよね。
小学生の息子が突然土下座をしてきた。
「土下座はいざという時のためにとっておきなさい」
と、とっさに注意した私は正解なのか。
こんな時の対処法を私はまだ学んでいない。
子育てとはそんなことの連続だ。
ハロウィンが終わり、クリスマスが近づいて来てふと思い出した。
これは昨年の7月のはなし。
早すぎるサンタへの手紙に母の腕が試された瞬間のはなし。
ある夏の日、私は残業からクタクタになって帰ってきた。
家族はすっかり寝静まっていて、暗い部屋を音を立てないようにゆっくり歩く。
リビングにつき明かりをつけると、異様な光景が…
オモチャとサンタさんのサインが欲しいという願いを込めた『サンタさんへの手紙』が置いてあった…
ご丁寧に水まで。
緊急事態です。
家族は全員眠っていて、事態はつかめません。
もちろんオモチャ屋さんも開いていない時間です。
なによりも…まだ7月です。
私は一体どうすれば良いのでしょうか。
ワクワクして眠りについたのであれば翌日の朝、サンタが来なかった現実に悲しむだろう。
なんなの?大喜利なの?
夫を起こしたい衝動を抑えグルグル考えた。
普通の母親ならこんな時どうするの?
無視するのも嫌だし、この時期にサンタが来るのも変だし…
みなさんならどうしますか?
疲れた頭をフル回転させて私がたどり着いた答えは…
手紙を書くこと。
サンタからの?いや、私からの。
朝起きて子どもと水を見に行き、「やっぱり来なかったね~。私もプレゼント欲しかった~」とつぶやいてミッションコンプリート。
子どもたちは悲しむことも怪しむこともなく、事態は収束したのでした。
サンタ騒動…息子に話を聞いたところ、学童のお兄ちゃんに勧められて手紙を書いたとの事。
その年のクリスマス。
子どもたちにはちゃんと来てくれたサンタさん。
私に田中圭のサインは届きませんでした。
今年のクリスマスには来てもらえませんでしょうか。
(えくぼママライター haremama)
☆ プロフィル ☆
haremama
関西出身の2児の母で、働くママ。
整理収納アドバイザー1級を取得。
関西人の夫と、沖縄生まれ沖縄育ちの息子と娘との4人暮らし。
楽しく晴れやかに過ごせる為の方法を毎日大真面目に考えています。
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