実録!ポジティブ人間の育て方 ☆えくぼママの沖縄子育て☆


この記事を書いた人 仲程 路恵

文章を読むのが好きな私は、育児雑誌などもよく読む。そこに書いてある子育てアドバイスを見ると、意外にも自分もやっていると思うことが多い。例えば…

寝かしつけの時に「大好き・宝物」と伝える
まずは共感する

など。

それを見て「私、自然にできてる。ひょっとして天才!?」なんて思っていたけれど(鼻につくほどのポジティブとよく言われます)、帰省して、母の孫に対する行動を見て気づいたんです。

私のあやし方って、母親そっくり!!!

8歳年下の弟がいる私。
もうすぐ中学生になる姪がいる私。

母親の子どもに対する行動を見て、自然に身につけていたみたい。

私がポジティブシンキングなワケ

ポジティブシンキングが特技の私。

長所:ポジティブ
短所:ポジティブ(行き過ぎていて鼻につく・呆れられる・嫌われていそう)

これまでに「haremamaさんみたいな子どもに育てたい。だって幸せそうだし、どこでも生きられそうだから」と何度か言われたことがある。

そして私も自分みたいな性格に育ってくれたら楽だと思う。
(ね・・・鼻につくでしょ。もう少しお付き合いください)

なぜなら美人でもなく、勉強もそれほどできず、運動神経もないのに、「私は幸せ」と思って生きているから!

「こんな幸せな人いないよね!!」って夫に伝えるといつも呆れられるけど・・・。
というか苛立たれるけど・・・。

よく人から聞かれる「どうやったらポジティブになれるの?」

この問いに私はいつもこう答えている。

「母の育て方かな」と。

そこで実体験を基に「ポジティブ人間のつくり方」を紹介します。

その1)愛情表現をする

3人きょうだいの真ん中として育った私。

母親はいつも「3人の内の誰が一番なんてあるはずがない」と断言してくれた。

そしていつも「かわいい、かわいい」と育ててくれた。

大きくなってから知ったことだけど、実は私、きょうだいの中でも群を抜いてブサイクだったらしい。

そんな私も中学生になるあたりまで、自分は可愛いと思えるほどのマインドコントロールをかけられていた。(中学生にもなれば、そりゃ気づくけどね・・・残念ながら)

その2)小さなことでも楽しむ

決して裕福な家庭ではなかった私たち家族。休みの日のおでかけはもっぱら図書館か公園だった。

図書館に行った帰り道、50円程のコロッケをたまに買ってくれる母親。
その時かならず「今日は青春しようか」と言っていた。

「青春=買い食い=特別」
私はその言葉が出ると嬉しかった。

公園に行く道すがら、家族全員で号令をしていた。

「ぜんた~い止まれ!1.2.3.4.5」と一人ずつ号令をかけることが楽しかった。家族といる幸せを感じられた。

その3)季節の行事を楽しむ

ひな祭りやクリスマスはもちろん、成人式には家族全員同じ部屋で布団を並べ、お父さんが昔話をしてくれる(これって家だけ??)。
お正月は必ず新品の服を着る、など季節の行事毎にいろんな楽しみがあった。

その4)特別な空間をプロデュース

お金も部屋もない、だけど特別な空間をつくることはできる!

5人家族で2DKの団地に住んでいた私たち。狭い空間を有効活用するために、私たちきょうだい3人3段ベッドで眠っていた。

仲の良い従姉妹が大きな家に引っ越すと決まった時、母親が動き始めた。3段ベッドに1段ずつ、電気とカーテンをつけてくれたのだ。(寝台列車みたいな感じかな?)

「○○ちゃんが大きな家に引っ越すから、うらやましいやろうけどここがあんたらの部屋やで」と・・・。

それを言われた時、「うらやましい?何で?私はこの家が好きやのに・・・」と思ったことを今でも覚えている。

そして従姉妹が遊びに来たとき、私たちの3段ベッドをとてもうらやましがっていたのを見て、

「ほらね。家の方がいいやろ」と思ったことを、懐かしく思い出す。

家が狭かったから、みんなが小さなリビングに集まって、足をぶつけながらコタツに入っていた。
「お父さん近寄らないでよ」なんて言える訳もない状況・・・側にいるのが当たり前だった。

だから未だに実家に家族が集合すると
みんな密集している(いまでは総勢14人となった一族が6畳にひしめき合う)。
そして私も姉も家族が大好き(弟には聞いたことがないけれど、きっと好きだと思う)。

ポジティブ人間を育てた母親。大阪のおばちゃんらしく、必ずヒョウ柄で現れます♪

人と比べる必要はない

同じ団地で育った友達は、二度と団地に住みたくないと言う。
だけど私は、小さくても家族の顔がいつも見える家が良いと思う。
これは人と比べることが嫌いな母親が、長い年月をかけて植えつけてくれた考え方なんだろうなと最近思う。

先日母親に聞いてみた。
「育児本読んでた?」

母親の答えは
「いっぱい読んだ」

私は育児本なんて読まなくてもいい。母親の真似をするだけで良い。そんな自信があふれた。

母親の個性的な子育て方針はまだまだあるので、いつか紹介できればいいな。

(えくぼママライター haremama

 

☆ プロフィル ☆

haremama
関西出身の2児の母で、働くママ。
整理収納アドバイザー1級を取得。
関西人の夫と、沖縄生まれ沖縄育ちの息子と娘との4人暮らし。
楽しく晴れやかに過ごせる為の方法を毎日大真面目に考えています。
 

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