夢と魔法に満ちた公演もいよいよフィナーレ。最後を飾るのは「ダブル空中ブランコ」だ。人間が最も恐怖を感じやすいと言われる地上13メートルの高さで、団員たちが華麗に舞う。
会場の両側に設置された飛行台を出発し、ブランコからブランコへと飛び移る「フライヤー」。大きく揺れるブランコに乗り、フライヤーを待ち構えて捕まえるのが「キャッチャー」の役目だ。体格や飛び方の癖などフライヤーの特徴を把握し、がっちりと受け止める。
男性も女性も、テンポ良く宙を舞い、競い合うように技を繰り出す。天井からつるされた障子紙を突き破る「紙破り飛行」や、フライヤーとキャッチャーの両者が目隠しをする「目隠し飛行」などの大技も目を離せない。
2004年から空中ブランコに出演している木下英樹さん(38)は「タイミングが合わないと成功はない。みんなの息の合い方を感じてほしい」。団員たちが信頼し合い、約2時間のステージの幕が下りる。(おわり)
木下大サーカス沖縄公演
琉球新報社は、新本社ビル落成記念プレ事業として15日から来年2月26日まで、豊見城市の豊崎タウン特設会場で「木下大サーカス沖縄公演」を開く。夢あふれるステージの見どころを紹介する。
公演情報はこちら → 迫力満点! スーパーミラクルイリュージョン★木下大サーカス沖縄公演
Information
●2017年12月15日(金)~2018年2月26日(月)
豊見城市豊崎タウン特設会場
●休演
毎週木曜日、12月31日、1月10日、2月14日
※ただし1月4日(木)は開演
●当日券
一般自由席
おとな2,900円 こども(3歳以上中学生まで)1,900円
●問い合わせ
琉球新報社 営業局098(865)5200
(平日午前10時~午後5時)
(2017年12月15日 琉球新報掲載)