到着口にサーモグラフィー 那覇空港で体温測定 沖縄県、感染拡大防止で


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ターミナルの到着口にサーモグラフィーを設置し、来県者らの体温を測る県職員=9日午前9時ごろ、那覇空港(大城直也撮影)

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を目的に、沖縄県は9日、那覇空港国内線到着口で、到着客の体温測定を始めた。

 体温測定にはサーモグラフィーが使われ、客が到着口を通るたびに県職員がモニターをのぞき込んでそれぞれの表面体温を確認していた。協力を呼び掛けるチラシも配布し注意喚起していた。

 東京都から1泊2日の出張で来県した会社員の大野真幸さん(38)は「(体温測定を)不快に思う人もいるかもしれないが、逆にこれをきっかけに安心する人もいるかもしれない」と理解を示した。

 県交通政策課の大嶺寛副参事は「感染症の拡大防止のために体温を測り、体調が優れない人の早期発見を目指したい」と語った。