辺野古周辺のドローン規制看板を民間地に設置 防衛局「所有者の理解を得た」


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ドローン規制を示す看板と新基地建設埋め立て区域を囲う護岸=4日、名護市辺野古の海岸

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ周辺の民間地で、基地周辺での小型無人機(ドローン)規制を示す看板が5日までに設置された。設置地点は農地周辺の海岸で、基地のフェンスから約500メートル離れている。

 シュワブは昨年9月からドローン規制法の対象になり、施設とその周囲300メートルの上空飛行が原則禁止されている。看板はシュワブの施設区域(レッドゾーン)と周辺の規制対象区域(イエローゾーン)を示し、規制法の罰則などを記載している。防衛省、警察庁、外務省、国土交通省という表示もある。

 看板の設置場所からは、新基地建設の埋め立て区域を囲う護岸を見渡せる。看板は二つあり、コンクリート製の土台で固定されている。沖縄防衛局は本紙取材に「土地所有者などの理解を得た上で、1月26日に設置した」と説明している。