横田配備の空軍オスプレイ、沖縄で訓練 負担増に県内反発


この記事を書いた人 志良堂 仁

 沖縄防衛局は14日、県庁や県内基地所在市町村を相次いで訪ね、米軍が2017年から横田基地(東京)に配備する空軍仕様の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが「沖縄の訓練場」を使用すると説明した。具体的な場所は明らかにしていない。

 横田配備のオスプレイが沖縄で訓練すると日米両政府が公式に認めたのは初めて。基地所在市町村などは、横田所属のオスプレイが飛来して訓練を行えば、基地負担の増加につながるとして、防衛局などに反対する意向を伝えていた。飛来伝達を受け、周辺自治体などは一斉に反発した。
 県には14日正午すぎ、城間盛良地方調整課長らが訪れ、米軍が横田配備に向けて取りまとめた「環境レビュー」を運天修基地対策課長に手渡した。その中で横田のCV22が沖縄で「射撃場を利用する」と記載されている。他に三沢、東富士、グアム、韓国も利用すると記されていた。
 防衛局から説明を受けた県の運天課長はオスプレイ配備撤回を求めている県の立場を重ねて説明し、沖縄に飛来しないよう口頭で求めた。町田優知事公室長は同日、「負担軽減に逆行する」と批判した。県は今後、具体的な対応を協議する。
 県内では既に海兵隊仕様のMV22オスプレイが普天間飛行場に24機配備されている。米軍は空軍のCV22も嘉手納飛行場に配備することを検討したが、県民の反発を懸念して横田を配備先とした経緯がある。
 CV22は特殊作戦に使用され、読谷村の米陸軍トリイ通信施設に拠点を置く特殊作戦部隊と行動を共にすることを背景に、恒常的に沖縄に飛来する可能性が指摘されていた。
 横田基地へのオスプレイは17年に3機、数年内に7機を追加配備し、最終的には計10機態勢となる計画。最も被害が深刻な「クラスA」事故の発生率は、10万飛行時間当たりでMV22が2・12なのに対し、CV22は7・21(2015年1月時点)と、3・4倍に上る。
英文へ→Opposition to base burden increases due to Osprey training in Okinawa