島ぐるみ訪米団が出発 辺野古見直し直接訴え


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出発式で気勢を上げる島ぐるみ会議の訪米団=15日午前、那覇空港

 沖縄「建白書」を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議の訪米団が15日、米国へと出発した。同日午前、那覇空港で出発式が開かれた。訪米団は21日までの日程で米国に滞在し、米カリフォルニア州と首都ワシントンを訪ね、米国の連邦議員らに米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画に反対する沖縄の民意を伝え、計画見直しを要請する。

 出発式で呉屋守将団長(金秀グループ会長)は「民主主義を掲げる米国に対し、沖縄における民主主義の在り方を突き付ける」と抱負を述べた。
 訪米団は県議会や市町村議会、経済界、労働組合、学生などの代表26人で構成されている。
 ワシントンでは連邦議員約40人の事務所を訪問し、一斉に要請行動する。米国の労働組合や市民団体とも協力し、ホワイトハウス前での抗議デモなども行う。