名護市辺野古の新基地建設をめぐり、翁長雄志知事による埋め立て承認の取り消しを執行停止した石井啓一国土交通相の処分を審査する総務省の第三者機関・国地方係争処理委員会からの質問に対し、県は25日午前9時前、回答文書を送付した。同日午後4時ごろに到着する見通し。
県によると、回答文書は表紙を入れて4枚。国交相による埋め立て承認取り消しの執行停止は違法だとして、県が国地方係争処理委員会に不服審査を申し出た主張の趣旨を説明している。国交相側は前日の24日に回答文書を送付しており、国地方係争処理委員会は両者からの回答を受け、今回の事例が審査対象となるかを近く審議するとみられる。【琉球新報電子版】