【東京】防衛省は24日午前に閣議決定された2016年度当初予算案で、米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた工事費として約1707億円(契約ベース)を計上した。内訳は埋め立て工事などの経費として約1600億円、キャンプ・シュワブ陸上部の再編工事費として約106億円。15年度に予算化したが、契約が間に合わない約1100億円を次年度予算で再計上している。
キャンプ・シュワブ周辺の名護市辺野古、久志、豊原の3区(久辺3区)への補助金額は本年度予算の2倍に当たる7800万円を計上。宮古島への陸上自衛隊配備は、用地取得や基本検討の費用として108億円となった。石垣島への自衛隊配備関連予算は盛り込まれていない。
【琉球新報電子版】