名護市教育委員会は22日までに、土器などの発見が相次いだ米軍キャンプ・シュワブ内にある名護市辺野古崎沿岸部と陸上部の遺跡認定を県教育委員会に申請した。陸上部で昨年7月から始めた試掘調査で、新たに石器や陶器片とみられる物が4点発見されていた。
陸上部での新たな出土品について、県は文化財認定に向けた手続きも並行して進める。名護市教委が遺跡認定を求めた地域は、普天間飛行場移設に伴う新基地建設予定地で、遺跡に認定されれば工事の進ちょくに影響が出る可能性が高い。
県教委と市教委は遺跡認定に向けて、継続している試掘調査の結果も踏まえながら慎重に調整を進めるとしている。石器とみられる物などが見つかった場所の近くの沿岸部では昨年10月にも土器・石器17点が発見されていた。
【琉球新報電子版】