県環境審議会(会長・大森保琉球大学教授)は26日、2015年度第3回会議を県庁で開き、嘉手納町を悪臭防止法に基づく規制地域(臭気指数による規制)に指定することを盛り込んだ答申案をまとめた。今月中にも答申、告示を経て7月から適用される。指定されれば悪臭が発生した場合、町が臭気判定士(国家資格者)による測定を実施できる。
嘉手納町では、嘉手納基地周辺の住民が基地からの悪臭に関する苦情をたびたび訴えている。法の規制は一般的には工場や事業場から発生する悪臭が対象。臭気数値を得ることで関係機関に改善を要請する際の根拠となる可能性がある。