雨の中「沖縄を返せ」  辺野古ゲート前、歌で抗議


この記事を書いた人 金城 美智子
トランペット演奏に合わせて「沖縄を返せ」を歌う、ゲート前の市民ら=5日午前7時40分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で5日午前、移設に反対する市民ら80人が米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲートの向かいに座り込み、抗議の声を上げている。午前6時54分ごろ、小型のプレハブ施設を積んだトラック1台と一般車両3台が基地内に入った。海上での作業は確認されていない。

 ゲート前で市民らは、トランペット演奏に合わせて「沖縄を返せ」を歌った。
 ゲート前には早朝から長野県の自治体の議員や自治労の関係者らが訪れている。読谷村民会議メンバーの仲村渠秀人さん(40)は、会議として毎週金曜にゲート前へバスを出して1年がたつことを踏まえ「長く続くことがいいことではないので、早くこの闘いを終わらせて行こう」と呼び掛けた。
 照屋寛徳衆院議員もゲート前を訪れ「裁判闘争じゃない、一人一人が心底から辺野古大浦湾の美ら海に新しい軍事基地を造らせたらいけないという気持ちを忘れず闘おう」と語った。【琉球新報電子版】