県教育長に平敷昭人氏内定 4月の部局長人事


この記事を書いた人 志良堂 仁
   平敷昭人氏
   我那覇仁氏
   町田優氏

 県が4月の部局長人事で教育長に平敷昭人総務部長(57)を充てることが10日、分かった。病院事業局長は県立南部医療センター・こども医療センターの我那覇仁院長(65)を充てる方向で調整している。企業局長には町田優知事公室長(60)の名前が浮上している。

 諸見里明教育長(59)、伊江朝次病院事業局長(67)、平良敏昭企業局長(63)は退任する。
 教育長は2015年から法改正で教育委員長と教育長を統合した新「教育長」への移行が決まり、平敷氏は新制度下での初の教育長となる。新教育長は知事が任命権を持つため、教育行政に首長の意向が反映されやすいとされる。
 病院事業局長は県立病院事業について人事、財務、給与などの権限を持つ。伊江氏は10年4月に就任し、現在2期目の途中だが、県政交代から2年目を迎え、本格的な人事を行う中で交代するとみられる。
 企業局長は水道行政を所管するが、県政発足直後から基地行政を担ってきた町田氏を定年退職後も県行政に関わる立場に置きたいとの県三役の意向が反映された形になった。