社会

やんばる、7月に国立公園 米軍北部訓練場は含まず

 環境省は27日、国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がる沖縄本島北部の国頭、東、大宜味3村にまたがる陸域と海域の計約1万7300ヘクタールを「やんばる国立公園(仮称)」に指定する方針を発表した。6月の中央環境審議会で決定し、7月にも官報で告示する。指定されれば県内3カ所目の国立公園となる。新規指定は2014年の慶良間諸島以来。

 日米両政府が一部返還に合意している米軍北部訓練場(約7800ヘクタール)は指定区域に含まれていない。環境省は「今後訓練場が返還されれば、区域拡張も検討する」としている。
 やんばる地域は政府が18年の世界自然遺産登録を目指す「奄美・琉球」の対象に含まれている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)は登録の条件として、法規制による自然保護強化を求めており、環境省は国立公園化で遺産登録に弾みをつけたい考えだ。
 国立公園に指定するのは陸域約1万3600ヘクタール、海域約3700ヘクタール。沖縄海岸国定公園の一部も編入する。陸域の照葉樹林にはヤンバルクイナやノグチゲラなど多数の固有種が生息。
 世界自然遺産の推薦区域は、最も規制の厳しい特別保護地区(790ヘクタール)と第1種特別地域(4402ヘクタール)を検討される。
英文へ→Yambaru forest to be designated as national park, but not including US training area