【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設に反対する市民らは14日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で、同基地の海軍1等水兵が準女性暴行容疑で逮捕されたことに抗議の声を上げた。
約80人がシュワブの新ゲート前でシュプレヒコールを上げた。市民らは「基地撤去しかない」と訴え、抗議デモなどを規制する県警や警視庁の機動隊に「一体誰を守っているんだ」と怒りをぶつけていた。
現場を取りまとめる統一連の瀬長和男事務局長は事件について「怒りしかない。戦後これだけ事件が続いている。米軍の綱紀粛正や隊員教育は無意味だ。『一部の兵隊が事件を起こす』という言い訳も通用しない」と強く糾弾した。
同日早朝にYナンバー車両が新ゲートに進入する際、ゲート前に立つ男性(40)の抗議ボードに接触した。市民らは警察が事故として対応しないことに怒りの声を上げた。市民と相対する基地警備員が銃を携帯していることにも「威嚇行為はやめろ」と訴えた。【琉球新報電子版】