「誰を守っているんだ」 辺野古、米兵女性暴行への抗議続く 1人が基地内に拘束


この記事を書いた人 金城 美智子
米兵の女性暴行事件で、米軍関係車両や資材を積んだトラックに抗議の声を上げる市民ら=15日午前10時半すぎ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設に反対する市民ら約50人は15日午前、米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲートや新ゲートで抗議デモを続けている。シュワブ所属の米兵による女性暴行事件に抗議の声を上げた。

 市民の抗議行動を規制する県警や警視庁の機動隊に、沖縄平和運動センターの山城博治議長は「われわれではなく米兵を規制しろ。どっちを見ているんだ」と怒りをぶつけた。他の市民も「警察は誰を守っているんだ」と訴え、警視庁機動隊には「東京に帰れ」と詰め寄った。市民らは基地に入るYナンバー車両や資材を積んだトラックなどにも抗議の声を上げた。
 また午前10時半すぎ、新ゲートで抗議していた男性1人が米軍基地警備員により基地内に拘束された。
 北海道平和運動フォーラム十勝ブロック協議会の久保下正哲さん(64)は「沖縄は日本でありながら差別的な扱いをされてきた。日本の安全は沖縄の犠牲の上に立っている。そこに抗議したい」と語った。
【琉球新報電子版】
英文へ→Henoko protesters decry rape incident: “Who are the police really protecting?”