地域

特定健診で体調把握 「北部医療」で情報交換会

討論会や健康体操などで北部地域の医療問題を考えた情報交換会=22日、名護市の県立北部病院

 【名護】医療保険費やメタボリック症候群の現状を知り健康を考える情報交換会「やんばるメディカルゆいまーる」が22日、名護市の県立北部病院であり、討論会や健康体操などが行われた。討論会には名護市の保健師らが登壇した。市に多い疾患として虚血性心疾患や慢性腎不全(人工透析)、脳血管疾患が挙げられ、症状が軽いうちに外来で治療することの大切さを説明したほか、生活習慣病の早期発見へ特定健診の受診を求めるなど、重症化を防ぐ心構えや対策を紹介した。

 「北部地域の安全・安心な定住条件整備事業」の一環で、「みんなで考えよう北部医療」をテーマに開かれた。主催は北部広域市町村圏事務組合。名護市の与那城利恵子健康増進課係長と久場真子(しんこ)、山城直也の両保健師が講師となり、FMやんばるの新城拓馬専務が司会を務めた。情報交換会の会場となった北部病院ロビーには一般市民のほか、通院や入院の患者、医療関係者らの姿もあり、熱心に耳を傾けていた。
 山城さんは名護市で医療保険費の高い疾患について、虚血性心疾患は「1回の施術が高額」、慢性腎不全は「1人で年間にかかる費用が高額」、脳血管疾患は「長期入院の介護保険になるために高額」と述べ、それぞれの背景を説明した。その上でいずれも「動脈硬化」が要因とし、それを進めてしまうメタボや糖尿病、高血圧、喫煙などへの注意を促した。
 加えて、地域別のメタボの該当者の割合についても紹介した。全国ワーストの沖縄の中でも、名護市は人口率で県内11市中、女性1位、男性3位となっており、生活習慣の改善が必要と話した。
 久場さんはメタボ予防について「自身の血液の状態を知ることが重要だ」と指摘した。「今、楽しんでいることを今後も続けるために特定健診を受診し、体の状況を把握してほしい」とした。体質改善に向けて、個人に合った対策を実施するためにも行政窓口への相談を要望した。
 討論会の後に参加者全員による健康体操やコンビニ受診の抑制を訴える寸劇が行われた。



琉球新報