企業投資に意欲 翁長知事、北京到着 国家要人らとの面談も


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中国への出発を前に「企業の投資など具体的に話したい」と抱負を述べる翁長雄志知事=10日午後、那覇空港国際線旅客ターミナル

 【北京=滝本匠】翁長雄志知事は10日、中国との経済的交流などをさらに進める目的で那覇空港をたち、北京空港に到着した。11日以降、国家要人らとの面談を予定している。13日帰任する。出発前に那覇空港で翁長知事は「昨年も福建省からの航空便など一定程度効果が上がった。今回は沖縄の持つ優位性を説明しながら、企業の投資などいろいろ具体的に話したい」と抱負を述べた。

 日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平元衆院議長)の訪問団の一員として参加する。協会の訪中団による翁長知事の訪中は昨年に続き2回目。
 昨年の訪中では李克強首相とも面談した。その席上、翁長知事は福建省から沖縄への直行便開設なども要請した。その1カ月後に沖縄―福州の直行便就航が発表された経緯もあり、今回も要人との面談で、成果に期待がかかる。
 協会関係者によると、11日に中国商務部(日本の経産省)の高官、12日に国家要人と面談するよう調整している。