名桜大学生が「通訳協力隊」 外国人観光客手助け 地域で語学講座も


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 【名護】名桜大学(山里勝己学長)は11日、留学生や語学を学んでいる学生を対象に、地域のイベントで通訳案内業務などを行う「通訳協力隊」を発足させた。同日、名護市の北部生涯学習推進センターで行われた発足式では、中国からの留学生17人が参加し、おそろいの緑色の帽子とTシャツ姿で活躍を誓った。同大学によると、同様な組織の結成は県内大学では初めてで、全国的にも珍しいという。

 北部地域で数多く行われるマラソンなどイベントで、外国人観光客らの参加が増えてきたことを踏まえ、地域活動の一環として通訳による案内などの業務を行う。今回は中国語で発足したが今後、英語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語などでもそれぞれ「協力隊」を結成し、随時人数を増やしていく方針。
 さらに同大エクステンションセンターで「協力隊」らによる数多くの語学講座を開講し、地域の語学力の向上にも努める。
 発足式で山里学長は「地域のニーズに応えたい。皆さんの活躍に期待している」と激励した。隊員の一人、名桜大学大学院研究生の劉晶晶(りゅうしょうしょう)さんが「地域のお手伝いができるように頑張りたい」などと抱負を語った。
英文へ→Meio University forms interpreter team to assist tourists from abroad

各種イベント通訳案内などをする名桜大学の「通訳協力隊」のメンバーら=11日午後、名護市の名桜大学