【沖縄】エイサーのまち沖縄市をアピールしようと4部構成で刊行されてきた絵本の最終版「エイサーの夢」が完成し、市内の学校などに配本されている。エイサーの心、絆、輪、夢をテーマにシリーズ化。次世代育成を目的に年度ごとに刊行してきた。夏の全島エイサーまつり開幕を前に、絵本を通じてエイサーの本場を県内外へアピールする。
絵本の製作は2007年に沖縄市が「エイサーのまち宣言」をして以来、市のPR活動の一つとして取り組まれた。A4判の絵本は13年度から年度ごとに刊行が始まり、本年度で4部構成のシリーズが完成した。文はタレントの藤木勇人さんが4部を通じて執筆した。
登場するのは市のエイサーキャラクター、えい坊、サーちゃん、たーくん、さなじぃら、おなじみのメンバー。シリーズを通じて、もともとは旧盆行事だったエイサーを解説したほか、地域活動に貢献する公民館の役割、エイサーを通じて他人を気遣う心の大切さなどを伝えている。
完結版の第4弾では、さなじぃが時空を飛び越えて、1956年の第1回エイサーコンクールに始まる全島エイサーまつりなどの歴史や、将来の夢を描いている。
絵本はテーマごとに約千冊を発行した。市内の保育園や幼稚園、学校、図書館など318カ所へ配本されている。非売品。監修を市観光物産振興協会が務めた。絵本は沖縄市の観光ポータルサイト「KOZA WEB(コザウェブ)で閲覧できる。
問い合わせは沖縄市役所文化芸能課(電話)098(939)1212(内線3505)。
英文へ→Final book published to complete four picture book series about Okinawan eisa dance