12日に82歳で亡くなった大橋巨泉さんは、2014年末、琉球新報のインタビューに応じ、沖縄の基地問題解決に向けて「沖縄はもう独立すべきではないか」と語るなど、沖縄の自己決定権に着目し、日本との決別を提言していた。
当時は、辺野古新基地建設に反対する翁長県政が発足し、直後の衆院選で、翁長雄志知事を支えるオール沖縄勢力が県内全選挙区で勝利したころだ。衆院選は全国的には自公の安倍政権が勝利。沖縄の声がかき消されてしまうかのような状況を憂えてか、巨泉さんは「日本人は何もできない、駄目な国民だ。日本人に頼って(基地問題を)解決しようと思っても無理だろう」とも指摘していた。