市民約60人が建設に抗議 北部ヘリパッド


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
機動隊員が警備に立つ中、工事に抗議の声を上げる市民(左側)=23日午前、東村高江の米軍北部訓練場N1地区ゲート前

 【東・国頭】新たなヘリパッド(着陸帯)の建設が予定されている東村高江の米軍北部訓練場のN1地区ゲート前では23日午前、建設に反対する市民ら約60人が駆け付け、ゲート前でシュプレヒコールや合唱などをして抗議の意思を示した。約50人の機動隊員らがゲート前を警備し、新川ダム周辺では検問が行われるなど物々しい状況が続いている。
 東村の伊佐真次村議は検問について「ここは村民が通る道路だ。無意味な検問はしないでほしい」と訴えた。ヘリパッド建設に反対し、9年間座り込みを続けてきた人たちのテントは22日に沖縄防衛局によって撤去された。テントがあった場所には鉄網が張り巡らされ、反対する市民らが入れないようになっている。【琉球新報電子版】