県外から支援相次ぐ 北部ヘリパッド建設反対 杉並区議がゲート前訪問


この記事を書いた人 松永 勝利
杉並区で集まったカンパ金を手渡す新城節子区議(中央)と結柴誠一区議(右)と、市民を代表して受け取る村上陽子さん=31日午前、東村高江の米軍北部訓練場N1地区ゲート前

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設工事で、抗議する市民らが集まる東村高江の同基地N1地区ゲート前に31日午前、杉並区の新城節子、結柴誠一両区議が訪れ、同区で24日に開いた集会で募ったカンパ金8万円を市民らに手渡した。
 集会は15人の超党派区議で呼び掛けた「沖縄と結ぶ杉並集会」で、2002年から続いている。今回で12回目。高江や辺野古の現状を知ってもらおうと、県出身の新城区議が呼び掛けた。
 新城区議は「若い人もインターネットで高江についてよく調べている」と話し、関心の高まりを実感しているという。カンパ金は高江と辺野古に8万円ずつ託す。
 全国学校事務労働組合連絡会議の交流会の一環で約40人がゲート前を訪れ、市民らから説明を受けるなどして沖縄の基地問題について理解を深めた。
 「N1」地区ゲートへの工事資材の搬入などは午前11時半時点で確認されていない。【琉球新報電子版】