砂利搬入続く 北部ヘリパッド建設 市民ら2カ所で抗議


この記事を書いた人 松永 勝利
10トントラックによる砂利の搬入に抗議する市民ら=1日午前9時ごろ、東村高江の米軍北部訓練場メーンゲート付近

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設工事が再開された問題で、新たなヘリパッドの建設が予定されている東村高江のN1地区ゲートでは1日午前8時ごろから、10トントラックによる砂利の搬入が行われている。建設に抗議する市民ら約60人はN1地区ゲート前と、トラックがいったん基地内で待機するメーンゲート付近の2カ所に分かれて抗議活動を行った。午前10時ごろまでに計10台が砂利を搬入する見通し。
 砂利の搬入は2台ずつ約10分間隔で行われており、毎回、機動隊車両など警察車両4台が前後で警護している。
 メーンゲート付近では市民ら約30人が砂利を積んだトラックがN1地区ゲートに向かうと、前に立ちはだかったり、プラカードを掲げて「帰れ」などと声を上げたりして抗議した。機動隊50人以上が県道70号に並び、トラックの前に出て車両を止めようとする市民らの動きをけん制した。
 N1地区ゲート前では市民ら約30人が沖縄平和運動センターの山城博治議長らの指揮の下、「工事を中止しろ」「機動隊は帰れ」などとシュプレヒコールを上げて抗議した。
 1日も県内外から多くの支援者らが駆け付けている。【琉球新報電子版】