「立ち入り禁止」に市民ら抵抗 N1地区裏ゲート


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 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設工事に反対する市民らが泊まり込んでいるN1地区裏ゲートで、5日午前9時半すぎ、沖縄防衛局の職員約十数人が「立ち入り禁止」と書かれた紙を市民のテントや車両に貼り付けに来た。市民らは「何を張りに来たんだ」「勝手に立ち入り禁止にするな」などと抵抗し、一時もみ合いになった。

 その際、市民らは防衛局職員と思われる男性2人を約10分間囲い込んで身分証の提示を強く求めるなどし、混乱した。

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「N1地区ゲートに設置していたテントも防衛局が勝手に持っていった。根拠を示せなければ泥棒と同じだ」と激しく抗議した。

 市民らは工事車両の出入りを阻止するため、裏ゲートに設置したテントなどを沖縄防衛局が警察が撤去しないか、24時間態勢で警戒している。
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