浮魚礁漁は34年前、伊良部島で始まった 佐良浜漁港でパヤオの日まつり


この記事を書いた人 松永 勝利
パヤオの日まつりで海の生物とふれ合う子どもたち=13日午前、宮古島市の佐良浜漁港

 【宮古島】浮き魚礁「パヤオ」の周知と水産物の消費拡大を目的とした「パヤオの日まつり」(宮古地区パヤオ管理運営委員会主催)が13日、宮古島市の佐良浜漁港で開かれた。子どもたちがタマンの稚魚2千匹を海に放流したほか、カツオの一本釣り体験、モズクのつかみ取りなど多彩なイベントが催された。多くの家族連れが訪れ、にぎわいを見せた。
 パヤオ漁は1982年、伊良部町漁協(当時)が伊良部島近海で国内で初めて実施した。25年後の2007年から毎年8月8日はパヤオの日と制定された。
 伊良部漁協の漢那一浩組合長は「宮古の水産業はパヤオ漁を通して発展してきた。地域の人がもっとパヤオに関心を持ってもらい、魚をもっと食べてもらいたい」と話した。【琉球新報電子版】