約120台の車列で抗議 北部ヘリパッド建設


この記事を書いた人 松永 勝利

 【ヘリパッド取材班】東村から国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民らは19日午前5時すぎ、N1地区ゲートへの砂利搬入に対する抗議行動を開始した。市民らは約120台の車両で車列を組み、東村平良の村役場付近から同訓練場のメーンゲートに向けて徐行運転で移動する。途中、機動隊車両や砂利を搬入するトラックと遭遇した場合、その時点で抗議を行う。
 東村平良の村役場付近の駐車場には午前4時ごろから、抗議する市民らが乗った車が続々と集結した。当初は午前5時半に出発する予定だったが、予想を超える多くの車が集まり、駐車場に入り切らなくなったため、予定を早めて5時すぎにはメーンゲートに向けて出発した。
 砂利搬入を含めたヘリパッド建設に関する作業は旧盆を挟む14日から18日まで停止されていた。19日から作業が再開される予定になっていることから、再開初日のこの日、集会と銘打った早朝の抗議行動への参加を広く呼び掛けていた。
 午前5時半現在、平良からメーンゲートまでの道中で機動隊車両による検問や封鎖は確認されていない。【琉球新報電子版】