内閣府が2017年度の沖縄関係予算の概算要求額を3210億円とする方針を固めたことについて、翁長雄志知事は26日、那覇空港で記者団の質問に応じ、「補正予算などを含めると(3千億円台の)ラインに到達することはあっても、従来よりは厳しい状況になっている」と述べた。
一括交付金が275億円減額となったことについては「特に厳しい状況である」と受け止めた。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画で国との対立が影響したかという質問については「その状況ではないと思う」とした。
沖縄関係税制については「県の要望通り、延長要望になっていることは感謝したいが、拡充要望について認められなかった部分があるのは残念だ」と話した。
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