菅長官が自民県連、8市長らと会談


この記事を書いた人 松永 勝利
会談後、記者団の取材に答える自民党県連の照屋守之会長代行(中央)ら=9日午前、ラグナガーデンホテル

 来県中の菅義偉官房長官は9日、宜野湾市内のホテルで自民党県連幹部や県内の保守系市長らと相次いで会談した。菅氏は前日の翁長雄志知事との会談にも触れつつ、年内に米軍北部訓練場約4千㌶の返還を目指すことなどをあらためて報告した。
 県連との会談では、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題に関し、菅氏から違法確認訴訟の最高裁判決に沿って進めていくとの話があったという。県連の照屋守之会長代行は終了後の取材に「北部訓練場と併せ、ほかの基地の整理縮小についても要望した」と述べた。
 一方、その後の保守系市長との会談には石垣長を除く8市長が出席した。市長らによると、一括交付金の今後の使い方の問題や、来年改選を迎える市長の選挙に関する話題が出たという。【琉球新報電子版】