台湾との絆より強く 琉球華僑総会、那覇で建国祝う


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三太子(サンタイツー)の舞などが披露された「中華民国105年国慶双十節祝賀会」=9日、那覇市のパシフィックホテル沖縄

 沖縄県内在住の台湾出身者でつくる琉球華僑総会(張本光輝会長)は9日、10月10日の中華民国(台湾)の建国記念日を祝う「中華民国105年国慶双十節祝賀会」を那覇市のパシフィックホテル沖縄で開いた。会員による舞や台湾からの出し物なども披露され、参加者は国慶節を祝った。

 主催者あいさつで張本会長は「琉球華僑総会としては、台湾―沖縄間の経済、文化、観光、スポーツなど各分野における交流を促進していく所存だ」と述べた。

 来賓として出席した翁長雄志知事は、沖縄での台湾観光客の増加や情報通信産業でのつながりを示し「沖縄と台湾がだんだん密接に、より多く力を合わせていくようになったと強く感じている。台湾の皆さんが沖縄を弟分として指導いただいた縁で今日も熱い交流ができていると感謝したい」と述べた。西銘恒三郎衆院議員と、台北駐日経済文化代表処那覇分処の蘇啓誠処長もあいさつした。

 祝賀会では華僑総会としての初の三太子(サンタイツー)(民間信仰の神様の舞)が披露された。