ダンプ12台資材搬入、市民ともみ合い ヘリパッド建設


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 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、資材を積んだダンプカー12台が19日午前9時半ごろ、メインゲートに資材を搬入した。ヘリパッド建設に反対する市民ら約90人はメインゲートへのダンプカー進入を防ごうと、メインゲート付近の道端で抗議活動を展開しようとするも、100人以上の機動隊に押さえられ、市民と機動隊がもみ合う場面があり、現場は一時騒然とした。

 機動隊が市民らを押さえる中、抵抗する男性1人を機動隊3人がかりで押さえ込み、地面にあおむけの状態で抑え込まれた男性が苦しそうな表情を見せる場面も見られた 。男性は機動隊に対して「沖縄の新聞を読んだことがあるのか」「何でこんなことをするか」「(米軍基地など)何でも沖縄に押し付けて」と必死に訴えた。

 午前11時点でN1ゲート前では約200人の市民らが座り込み、ヘリパッド建設反対を訴えている。【琉球新報電子版】