ウニに破片刺さる 住民らが残骸回収 オスプレイ墜落現場 


この記事を書いた人 松永 勝利
墜落したオスプレイの破片が刺さったウニ(安部オスプレイ清掃活動実行委員会提供)=25日午前、名護市安部

 【名護】米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが墜落した名護市安部の海岸で25日、安部区民とボランティアの約20人が海中に残るオスプレイの部品や機体の残骸を回収した。米軍が完全な回収作業をしなかったため、金属片やファイバー繊維、電気ワイヤなどが海中に残されたままになっている。
 安部に住む荒木汰久治さんが潜水して墜落現場を確認すると、機体の大きな破片が岩に挟まっていたり、破片が刺さったままのウニの姿などがあった。
 荒木さんは「まだ広範囲にかなりの部品が残っている。きれいな海が戻るまで回収作業は続けないといけない」と話している。【琉球新報電子版】

オスプレイ墜落現場から安部区民やボランティアが潜水して回収したオスプレイの残骸=25日正午ごろ、名護市安部