海上フェンス作業続く 200人が座り込み 辺野古の新基地建設


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は18日午前、支柱のついた新たなフロート(浮具)を米軍キャンプ・シュワブ沖に運び、ロープで結んで海上フェンスにする作業を続けている。シュワブ沿岸の砂浜では新たなフロートを並べ直す作業をしており、19日以降も沖に浮かべる作業が継続されるとみられる。天候が悪く波も高いため、カヌーや抗議船は出ていない。

 一方、シュワブの工事車両用ゲート前には朝から雨が降り続く中、新基地建設に反対する市民ら約200人が雨具を身に付け、座り込んでいる。17日には昨年末に工事が再開されてから初めて、工事車両用ゲートから機材が搬入されたため、18日も警戒が続いている。午前10時現在、資機材の搬入は行われていない。
【琉球新報電子版】

雨の中座り込む新基地建設に反対する市民ら=18日午前9時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ工事車両用ゲート前
海上フェンスを米軍キャンプ・シュワブ沖に設置する作業をする沖縄防衛局の作業船=18日午前9時ごろ、名護市の大浦湾