比嘉さん最高賞 全国高校生写真サミット


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全国高校生写真サミットで個人最高賞を受賞した浦添工業高の比嘉夏子さん(右)と、比嘉さんと共に団体3位に入った石橋未奈子さん(中央)、浦添莉乃さん=9日、同校
最高賞に当たる秋元貴美子賞を受賞した、比嘉夏子さんの作品「日常の裏側」(浦添工業高校提供)

 全国の高校生が写真の腕を競うコンテスト「Top Eye全国高校生写真サミット2017」(ニコンイメージングジャパン主催)が3~5日まで神奈川県横浜市で開かれ、浦添工業高校写真部の比嘉夏子さん(1年)の作品「日常の裏側」が五つある最高賞の一つ、秋元貴美子賞に輝いた。同校からの個人最高賞受賞は3年ぶり2度目。団体部門では比嘉さんと石橋未奈子さん(2年)、浦添莉乃さん(同)の作品「それぞれの休日」が3位相当の優秀賞に輝いた。団体の上位入賞は県勢初。

 比嘉さんは「(発表で)自分の名前が呼ばれるとは思わなかった」と驚きながらも感激していた。
 大会には年4回の事前課題提出で高得点を獲得した全国の15校が出場した。横浜市内で写真撮影し、腕を競った。比嘉さんの「日常の裏側」は、ガラス張りの天井に反射した人々を収めた。比嘉さんは「鏡のような反射が好きで、数百枚から良く撮れた写真を選んだ」と話した。
 団体部門のグランプリは、宮城県白石工業高、準グランプリは山口県立下松高。同校は13年の第1回大会から出場し、5回連続出場は熊本県の八代白百合学園高と並び全国で2校のみ。