【中部】米軍嘉手納基地で12日午後3時ごろ、一時的に基地内の警戒態勢を示す表示が5段階中最高の「デルタ」に引き上げられている状態が確認された。午後6時ごろまでに再び通常の5段階中下から2番目の「アルファ」に戻った。また、嘉手納基地滑走路で午後4時半ごろにF15戦闘機などがミサイルを装着した状態で整列している様子が確認された。米国の北朝鮮への対応が取り沙汰される中、基地内の動きに関心が高まっている。
米軍普天間飛行場やキャンプ瑞慶覧でも警戒態勢は「アルファ」の表示が確認された。嘉手納基地の警戒態勢は、10日から実施している即応訓練にも関係しているとみられる。
米軍嘉手納基地は取材に対し「警戒態勢について答えられない」としている。
滑走路に並んだF15戦闘機は、胴体と両翼の下に2種の空対空ミサイルを数発ずつ装着した状態で20機並んでいた。その他、同部隊のHH60救難ヘリ、KC135空中給油機、E3空中早期警戒管制機が並んでいた。