島のシンボル銅像に イリオモテヤマネコの日 2ヵ所で除幕


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 【西表島=竹富】竹富町は「イリオモテヤマネコの日」の15日に合わせ、イリオモテヤマネコの銅像を同町西表島の2カ所に設置し、同日、銅像の除幕式を島西部と東部でそれぞれ開催した。銅像設置はヤマネコなど同町・西表島の貴重な動植物や自然環境保護の普及啓発を図るのが目的。銅像は西表島の西部・船浦海中道路緑地帯と、東部・後良川ロードパーク展望スペースにそれぞれ1基ずつ設置された。野生のヤマネコの力強さや親子愛を表現するため、西部は雄ヤマネコ、東部は親子ヤマネコをモデルにした銅像となった。

除幕後にイリオモテヤマネコの銅像前で記念撮影をする西大舛高旬町長(後列左から4人目)ら=14日午前、竹富町西表島の船浦海中道路緑地帯

 観光資源としての活用も狙い、西部ではピナイサーラの滝、東部では古見岳が望める場所に設置した。

 除幕式で西大舛高旬竹富町長は「銅像が雄大な自然環境の保全とヤマネコの保護普及啓発に寄与し、さらに新たな観光スポットとして利活用されることを期待する」とあいさつした。