大田昌秀さん出棺 大学時代の教え子ら別れ惜しむ


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
大田昌秀さんの出棺を前に涙を流す妻の啓子さん(手前右)、位牌を持つめいの大城民江さん(左から2人目)、遺影を持つ三男の秀明さん(左端)ら=14日午後0時2分、浦添市伊奈武瀬のいなんせ会館

 12日に亡くなった元県知事で元参院議員の大田昌秀さんの遺体が14日午後に出棺し、浦添市の火葬場でだびに付された。遺族や琉球大教授時代の教え子、友人ら約30人が見守る中、大田さんを乗せた車が正午、浦添市伊奈武瀬のいなんせ会館を出発し、市内の火葬場に移動した。車いすに乗った妻の啓子さんはうつむいて涙を流し、ハンカチで目頭を押さえていた。啓子さん、位牌を持つめいの大城民江さん、遺影を持つ三男の秀明さんらが並び、集まった人々が大田さんとの別れを惜しんでいた。
 告別式は15日午後2時から3時、いなんせ会館で行われる。【琉球新報電子版】