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“平和の使徒”元沖縄県知事に別れ 1500人、功績たたえる大田さん告別式


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
多くの関係者や沖縄県民が参列した大田昌秀さんの告別式=15日、沖縄県浦添市

 12日に亡くなった元沖縄県知事の大田昌秀さん(享年92)の告別式が15日、沖縄県浦添市のいなんせ会館で行われた。琉球大教授時代の教え子、政治経済界や市民団体の関係者、一般県民など約1500人が参列した。

 家族ぐるみで長年の交流があった元副知事の比嘉幹郎さん(86)が弔辞を朗読し「大田さんは全ての人々に戦争の愚かさと平和の尊さを認識させるために人生を送った。大田さんの人物像を表現すると『平和の使徒』だと思う」と述べ、功績をたたえた。

 大田さんが92歳の誕生日に病室でハッピーバースデーの歌声を聞きながら永眠したとの訃報に接した際の心境について、比嘉さんは「驚きと悲しみに耐えなかった」と言葉を詰まらせながら振り返った。

 遺族を代表し、おいの山里馨さん(65)は「昌秀おじの92歳の誕生日で、ハッピーバースデーを聞きながら静かに遺族が見守る中、眠るように亡くなった」と報告し、参列者へ感謝の気持ちを伝えた。また「本日頂いたご香料の一部は、昌秀おじの希望を叶えるべく、平和創出活動に役立たせていただきたいと思う」と語った。

英文へ→Former governor Masahide Ota touted ‘Apostle of Peace’ at his memorial service