「子どもたちに基地を受け継いでほしくない」 新基地強行に抗議 県民大行動に600人


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する「県民大行動」が7日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前であった。台風13号の雨風の影響が残る中、各地の島ぐるみ会議のメンバーや労働団体、市民ら少なくとも600人が集い、基地建設を強行する政府に抗議の声を上げた=写真。

 参加者らは、繰り返される米軍ヘリの部品落下や事故を非難。「県民の暮らしを脅かす基地は必要ない」と基地建設阻止を訴える演説にうなずき、大きな拍手を送った。

 3人の孫を連れて中城村から訪れた新垣絹子さん(58)は「基地があって当たり前という考えは理不尽だ。子どもたちに基地を受け継いでほしくないので知らんふりはできない。おじい、おばあの思いを子どもたちに感じてほしい」と話した。