オスプレイ 来月トリイで訓練 米軍、読谷村に伝達


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 【読谷】読谷村の米陸軍トリイ通信施設は19日までに、米海兵隊普天間基地所属の垂直離着陸機MV22オスプレイが5月2日と3日の両日、同施設に飛来して訓練すると読谷村に伝えた。

施設内への物資・人員搬送や緊急時の人員輸送訓練などをする予定だ。
 村によると、通信施設の担当者は、海兵隊から施設内にある着陸帯の使用依頼があったとした上で、「地元との関係上、飛来はやめてほしいと伝えていたが、これ以上断るのは厳しい」と説明したという。
 村は「(飛来は)村として認めるわけにはいかない」と反対の意思を伝えた。
 米軍がオスプレイ配備前の昨年6月に日本政府に提出した環境審査書によると、同施設内の着陸帯は3カ所。訓練のため定期的に使う「戦術着陸帯」ではなく、3カ所とも人員輸送や医療避難など緊急、特別な目的で不定期に使う「管理着陸帯」に区分されている。